剣道稽古日誌(令和元年11月14日)No.38

一般 A部先生、S井先生、M田先生、S木先生、W辺先生、Y吹、A川、S藤 
小学生 K澤くん、O岩くん、H根田くん

被災していたY吹が久しぶりで稽古に参加しました。

稽古後の清々しい顔をみると本当に稽古ができてよかったと思います。


ところで、

私は試験勉強をしなければならない時に、長編小説を読んでしまうようなことが度々ありました。

頭では勉強に集中しなければならないことがわかっているのに違うことをしてしまう。

そんな経験、皆さんはありませんか。


先週の私の稽古はまさにそんな稽古でした。

頭では、初太刀で一本をとろうと思っているのに、体がそうさせてくれない。

まるで、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような、フラストレーションがたまる稽古でした。

どうすればいいかと悩んでいたとき、高校時代の高橋政利先生の言葉が浮かびました。


「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

柳生石舟斎の言葉だったと思いますが、先生はよくこの言葉を口にしていました。

いつの間にか忘れていた恩師の言葉に、すがる思いで今日の稽古にのぞみました。