本日の稽古(令和元年6月20日)No.18
稽古参加
一般 Y崎先生、I田先生、H山、Y吹、S藤
高校生 磐城高校剣道部
中学生 S賀くん、W邉くん
先日の土日に中体連の審判をしました。
多くの試合を見ていてひとつだけ気になったことがありました。
方や初心者、方や経験者。実力の違いは明らかです。にもかかわらず、有効打突が決まりません。結果引き分けにおわりました。
実はこういう試合は、頻繁にみられます。
実力の差はあきらかなのになぜか勝てない。
「勝ち方を知らないか。試合経験がすくないからだろう。」
何人かの先生がそうこたえてくれましたが、何か納得できません。
原因はもっと違うところにあるのでは?
そして、今日稽古していて、その答えが浮かびました。
孫子の兵法だ!
「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆うからず」
【孫子・謀攻】
つまり、冷静に相手を観察し、自分の持ち技で何が最適な技か、どのタイミングで打つべきかの分析ができていれば、違う結果になっていたのではないか。
確かに実力が伯仲した場合、そんな余裕はないかもしれないけど、実力に開きがある場合には、容易にそれができたはずであると。
試合の妙はこんなところにあったのではないでしょうか。
尚これを実践するには、普段からこれを念頭においた稽古の準備が必要かとも思います。
ともあれ、あらためて2500年前の孫子の分析力には驚かされます。
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