剣道稽古日誌(令和3年3月25日)No.81

一般 I田先生、S井先生、M田先生、A川、S藤

高校生 磐城桜が丘高校剣道部


今日も多くの稽古者でした。

様々なタイプのかたとの稽古は、一様な稽古ではすぐ底が見えてしまいます。深みといいますか、引き出しの多さといいますか、とにかくこちらの技量の厚みを試されているような気がします。

そんななかT屋先生の稽古をみていて、ひとつ忘れていたことに気づかされました。

一足一刀の間合いに一歩入って打つことが大切だということです。

お相手と自分との危険な間合いに自らはいりこんでから打つということは、大変怖いことです。失敗もあります。しかしだからといって遠間からこわごわやっていては、進歩がないように思います。

T屋先生は、ひたすらそれを実践してきたんだなあと思いました。

そんなことを考えていると、ふと、恩師の言葉が浮かびました。

「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」柳生の極意です。

よくよく吟味すべしと思いました。